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〖魔法使いの嫁〗アニメ 各話タイトル和訳まとめ〖#9~10〗

アニメにっき
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はじめに

アニメ「魔法使いの嫁」の各話サブタイトルについてまとめています。

「これってどういう意味?」を知ると
「魔法使いの嫁」をもっと好きになるようなサブタイトルばかりです。

英語のフレーズだからと見過ごしてしまうには勿体ないくらい素敵。

心に留めておきたくなるような言葉に意訳してみました。

アニメ「魔法使いの嫁」のよさをもっともっと深めて貰えたら嬉しいです。

今回は 第4弾 第9~10話のタイトル和訳のまとめです。

「魔法使いの嫁」はアニメ作品が出会いです。

原作にまだ触れていないぶん理解の浅さはあるかもしれないけれど
各話ごとに最低3回は観返すほどに”好き”という気持ちは確か。

よろしければどうぞお付き合いください!

TVアニメ「魔法使いの嫁」公式サイト ©2017 ヤマザキコレ/マッグガーデン・魔法使いの嫁製作委員会

#9 None so deaf as those who will not hear.

サブタイトル「None so deaf as those who will not hear.」の和訳と解説

直訳すると

「聞く気のない者ほど耳の聞こえない者はいない」

そもそも直訳が難しいね

今回のタイトルは 上記のうち 否定形の文法の応用ですね。

直訳の
「聞く気のない者ほど耳の聞こえない者はいない」は日本語でいうところの
「心 ここに在らざれば 聴けども聞こえず」。

「心 ここに在らざれば 視れども見えず、聴けども聞こえず、食らえども其の味を知らず」の一説です。

「礼記」と呼ばれる 古くの中国の教えが記された文献に載っているそうです。

礼記より

心が自分のなかに定まっていなければ
たとえ視線がそちらに向いていても本当のところは見えていない
耳を傾けていても聞こえてはいない
食べていてもその味はわからない

自分の心をよそに置いてけぼりにしていたら
目の前のことが何もわからなくなってしまう という教え。

自分の心と向き合って
見たもの、聞いたものを
自分の世界感として 捉えられたら素敵なことだなあと思います。

「魔法使いの嫁」第9話の感想▸▹目を背けていた生き方を見直すチセ

第9話は好きなセリフや描写が多いので物語についてもじっくり触れていきます。

セリフ好き
描写好き
って毎回言っている気がするな

今回のお話的には「心 ここに在らず」として目立つのはチセでしょうか。

自分の気持ちにまだ目が向いていないのか 向けようとしていないのか―
自身を黒妖犬ブラックドックであることを認め 前を向いたルツとは対照的な印象。

チセたちの前に姿を見せなくなったエリアスが心配で仕方がないのに
そこに踏み込もうとしないチセ。

ルツに「部屋に入って聞けばいいだろ」と促されるもエリアスが籠った部屋からは離れてしまう。

アンジェリカに体の心配をされても
遠慮からなのか 何事もないかのように言葉を返すチセ。

実際は体調は万全ではないことをルツに暴露されるとどぎまぎする始末。

「遠慮ばかりしていると、踏み外すよ。
いつか1人で立ったときにね」

「なんでも1人でやろうとしないこと。
なんのために力を貸してくれる隣人がいるのさ」

アニメ『魔法使いの嫁』第9話 アンジェリカ・バーレイのセリフより
©2017 ヤマザキコレ/マッグガーデン・魔法使いの嫁製作委員会
©2017 ヤマザキコレ/マッグガーデン・魔法使いの嫁製作委員会

「チセ―それは依存じゃないのかい?」

「あんたは若い。
これから長いんだよ。
与えられるものだけ食べてたら駄目だ」

「あいつだけを見てる必要はないんだよ」

アニメ『魔法使いの嫁』第9話 アンジェリカ・バーレイのセリフより

「依存」している状態をアンジェリカにほのめかせられ 頭に血がのぼる様子のチセ。

自分を守るためにエリアスに依存していたこと自体にはチセ自身は気付いていた様子。

気付かない振りをしていた後ろめたさもあったから 反発してしまったのかもしれない。

アンジェリカに指摘されたことで
後ろめたさに蓋をしていたことを強く自覚するきっかけになったのだと思います。

「エリアスに買われたから」
「心地よい環境を与えてもらったから」
あくまで受け身で 自分でそこから動こうとは思っていない。

「過去に捨てられたから」
「その痛みをもう感じたくないから」
裏切られてもいいと投げやりでありながら 捨てられることは怖いと思っている。

エリアスがチセを「物分かりがいい」「都合がよい」と思っているのも彼女は知っていて
それをよしとして「物分かりがいい」という仮面をかぶり 身を委ねるだけという姿勢。

私がこのシーンのチセが素敵と思ったのは
アンジェリカの言葉を受け止めて
目を向けたくない自分の一面にと向き合おうとする変化が見えたから。

自分自身の目を背けたいところと向き合うのって
なかなかできないよね
周りに指摘されたときなんて尚更ね

「魔法使いの嫁」第9話の感想▸▹とある2人との出会い

©2017 ヤマザキコレ/マッグガーデン・魔法使いの嫁製作委員会
©2017 ヤマザキコレ/マッグガーデン・魔法使いの嫁製作委員会

愛するという型に囚われずにただそばに居続けるリャナンシーと
姿が見えず存在の確証もない相手にただ恋焦がれているジョエル。

確かな関係性はないけれど
お互いを思う心が「目が合う」という小さな奇跡のような出来事を生むことになります。

そんな2人に影響を受けてか
よい子であろうとしていたチセは殻を破ります。

©2017 ヤマザキコレ/マッグガーデン・魔法使いの嫁製作委員会
©2017 ヤマザキコレ/マッグガーデン・魔法使いの嫁製作委員会

「本質のところで関わりをもちたい」という自分の気持ちに気付き
チセは”自分から”エリアスに一歩踏み込みます。

誰かに感情をあらわにすることも 他者に欲をもつことも
今回のチセとエリアスのような形でなら 「お互いに分かりあう」ことに繋がる素敵なことだと思いました。

「魔法使いの嫁」第9話の感想▸▹話そうとしないエリアス

チセが主軸として描かれてはいるのですが
エリアスの不安定な要素も見逃したくないです。

いつもの姿を保てずに部屋に閉じこもっていたり
説明をしなくても追求してこないであろうと エリアスもある種 チセに依存していたり
姿形が乱れていることに たぶん戸惑いもある。

説明をしないというのも
自らの「乱れ」を戸惑いからくるものと気付いていなくて説明できないのか
チセに言えないと思っているのか…。

#10 We live and learn.

サブタイトル「We live and learn.」の和訳と解説

直訳すると

「私たちは生きて学ぶ」

直訳からそれほど捻りはなく単純なのですが

意訳

生きることは学ぶこと

という表現が好きです。

「魔法使いの嫁」第10話の感想▸▹リンデルさん回です

リンデルさんがエリアスと出会った頃のことを語ってくれます。

©2017 ヤマザキコレ/マッグガーデン・魔法使いの嫁製作委員会
©2017 ヤマザキコレ/マッグガーデン・魔法使いの嫁製作委員会

物憂げなお顔をどうぞお納めください

明らかに見た目の若い人が
1人称を「わし」、2人称を「おぬし」
と称するキャラが個人的につぼです。好き。

「魔法使いの嫁」第10話の感想▸▹すべての物事には二面性がある

さて 真面目に 感想を綴っていきます。いやさっきのも大真面目なのですが。

過去のリンデルさんにも迷える日々があった様子。

チセにはエリアスがいて
エリアスにはリンデルさんがいたように
リンデルさんにもまたラハブさんという師がいました。

すべてが繋がっている。

過去を辿っていくことで 繋がりを感じられるのは面白いですね。

チセがリンデルさんをみて「エリアスに似ている」と感じたことからも
各々が大きく師に影響を受けているであろうことが感じられます。

©2017 ヤマザキコレ/マッグガーデン・魔法使いの嫁製作委員会
©2017 ヤマザキコレ/マッグガーデン・魔法使いの嫁製作委員会

ラハブさんもこれまた素敵なお方。

「呪いも祝福も本質は一緒だよリンデル。
どう受け止めるかだ」

アニメ『魔法使いの嫁』第10話 ラハブのセリフより

魔法使いとして生を受けたことを「呪い」だとぼやくリンデルさんに向けたラハブさんの言葉。

すべての物事には二面性があり 受け止め方次第。

リンデルさんが寝物語として過去のことをお話してくれたのも
チセが母親から捨てられたという過去を「呪い」と感じていて
それに大きくとらわれているように見えたから。

過去の自分も「呪い」にとらわれていたことを思い出して 導こうとしてくれたんだね。

「神々も精霊たちも、君のすぐそばにいる…
誰も君を顧みることがなくとも、苦しく悲しく 寂しさに喘いでも、
彼らは君を いつも見ていてくれる。
だから 安心して自分自身を救いなさい」

アニメ『魔法使いの嫁』第10話 ラハブのセリフより

自分の人生を縛るようなことがあったとしても
不安や苦しみとして ただ抱え込むのか
乗り越えるものとして 立ち向かうのか。

〖ひとりごと〗続きます

ここのところは身の回りのことがひっちゃかめっちゃかで
記事をあげる頻度が落ちていますね。

自分とそれ以外のこととで
どこでどういう風に線を引くかで迷っています。

いまのとっ散らかり具合が苦しくてもずっとそうではないことを祈りつつ
どうにか糸口を1つ1つ辿っていけたらと思います。

それはさておき
アニメ「魔法使いの嫁」のタイトル和訳の記事をちらほら見てくださっている方がいて嬉しいです。

自分だけがアクセスする引きこもり場所になるかと思った。よかった。

せっかくこのサイトをちょっとでも見てくださる方がいるのなら
自分で気づける範囲でも少しずつ見やすい記事にしようと思っております。

アニメ「魔法使いの嫁」を観るには

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本ページの情報は2023年11月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。

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