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〖読書感想〗小説「老人と海」を読んで

読書にっき
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「老人と海」の紹介

ヘミングウェイ が著作、小川 高義 翻訳の作品のご紹介です。

タイトルの通り、老人が海で過ごすのが物語の大半を占めています。

老人が海に出てから 本当にずっと海にいるものだから 読み進めながらそわそわしていく私。

島に帰ってからの描写はどうなるのかしら、と半ば期待を込めながら。

老人の海で過ごした 長いようで短いような数日間を見届け

老人の生き様すべてを見た気分になります。

「老人と海」また読みたい?

再読したい度

★★☆☆☆

個人的には「また読みたい!」という感じではなく「1度でもこの道を通れてよかった」という感覚。

しんどそうな描写が続くので貰いしんどい状態になる。貰いしんどいってなんだ。

でも そんなしんどい状況でも乗り越えていこうとする老人の力強さみたいなものにはとても惹かれました。

目を背けたくなりそうな状況があってこそ老人の言葉や考え方に重みを感じられたのだと思います。

だから1度でも触れられたことが素敵だなあと思えた小説です。

老人の”考え方”

老人の考え方が好きです。

この翻訳作品では、老人の独り言の描写が多いです。他の翻訳だとまた違うのかな?

自分に言い聞かせていたり、魚や鳥に話しかけていたり、独り言としてぼやいていたり。

だから、心の内にあるものがたくさん見えます。

老人の人としての真価のような、深みが感じられました。

私もこれだけ胸の内を語ったら、自分のことも実の詰まった人間かのように錯覚できるのかしら。

老人の強さと弱さ

老人の海の旅は読んでいて明るく楽しい気分になれるものではなかったです。

ぼろぼろになりながら獲物を追って、追って、追い続けます。

折れてもおかしくない状況なのに、後悔の気持ちもあるだろうに、最後まで投げ出さない。強い。

身を削って痛みで辛うじて生きていることを実感する老人の描写は痛々しくも感じました。

海での1人旅のなか、老人は彼を慕う少年のことを何度も口にします。

「あの子がいれば」

少年のことを思い浮かべながら師であろうと自分を律していたのか、言葉通り少年の存在を求めていたのか。

「寂しい」「心細い」といったあからさまな言葉として語られることはないので真意はわかりません。

でも繰り返される「あの子が」という言葉に少し弱さのようなものを感じて苦しくなりました。

〖名言から学ぶ〗早朝覚醒に悩まされない考え方

「(略)どうして年をとると早起きになるんだろう。きょうこそは頑張ろうと思うのかな」

「老人と海」より 著書:ヘミングウェイ 翻訳:小川 高義

この言葉に出会って

老人のものの考え方に惹き込まれたと同時に、心が軽くなるような感覚になりました。

それは 私が早起きであることにちょっと不満を感じていたからです。

あまり長く寝られる人ではないのです。

寝つきの良し悪しにも波がありますが、どちらかと言えば朝に早くに目覚めてしまうタイプです。

朝早くに目が冴えてしまうと、もっと長く眠っていたかったなあと仕方なく活動し始めていました。

でも最近は早くに目が覚めたときでも

『心のどこかで「今日こそはやってやろう」と思っているのかしら』

『何かやりたいと思っていることが目覚めさせてくれているのかしら』

と前向きになれるようになったと思う。

そもそも

必要以上の睡眠時間は勿体ない

とどこかで思ってしまっているのかもしれない。

眠りとの向き合い方は緩くありたいし、眠っている時間と起きている時間とを

どちらも大切したいなあと思いました。

〖名言から学ぶ〗万全を期してこそ

きょうにも運が向くかもしれない。夜が明ければ新しい日だ。もちろん運がいいに越したことはないが、まずは正確を期していたい。それでこそ、いつ運がきてもいい。

「老人と海」より 著書:ヘミングウェイ 翻訳:小川 高義

海にまつわることって運ばかりな気がするのですが、老人にとって運は二の次なんですね。

自分ができることは抜かりなくやって

少しの運でもいつでも迎え入れられるように、拾い落すことのないように

という心がけが素敵。

〖名言から学ぶ〗人は負けるようにはできていない

「だが、人間、負けるようにはできてねえ。ぶちのめされたって負けることはねえ」

「老人と海」より 著書:ヘミングウェイ 翻訳:小川 高義

物語の後半で出る言葉です。

体力は消耗しきっていて、状況としてもかなり追い込まれている場面でのセリフです。

不屈の精神というか、負けの”道”を微塵も見ていない。強い。

海を生業にする人生じゃなくっても、この老人の生き様には魅せられるんだろうなと思いました。

〖名言から学ぶ〗そのときはそのときで考える

終盤、老人が自分自身に言い聞かせているかのようなセリフが多くでてきます。

「考えるなよ、じいさん」(略)「このまま進めばいい。来るものが来たら、そのときのことだ」

「老人と海」より 著書:ヘミングウェイ 翻訳:小川 高義

持ってこなかったんだから仕方ない。ないものを考えてる場合じゃない。あるもので考えよう。

「老人と海」より 著書:ヘミングウェイ 翻訳:小川 高義

いま何を考えられるのかと考えた。何もない。ただ何も考えずに、来るべきものを待つしかない。まったく夢であってくれたらよかった。もちろん、どういう結果が出てくるのか、出て見なければわからない。

「老人と海」より 著書:ヘミングウェイ 翻訳:小川 高義

「考えるなよ」「まったく夢であってくれたらよかった」から

やはり後悔の気持ちが滲み出ているのが感じられます。

でも、それまでを悔いることに思考の時間を割こうとしない。

あくまで辿ってきた道は否定せずに受け入れ、そのまま突き進んでいく。

ないものや失ったものに気を取られずに、そのときそのときで考えるべきことを考える。

弱さも見え隠れしていますが、老人はそれを律する強さを持っていると思います。

〖ひとりごと〗読書感想文みたいになったね

本から得た学びを形に残してみたかったです。

叶ってよかった。

記念すべき1冊目にしては静かな作品を選んだなと思います。

たまたま読み終わった小説がそれだったというだけの理由なのですが。

小説から学んだことってどうまとめたらいいのかわからなくて難しかった。

迷いながら見切り発車で書いてみたところ なんだか読書感想文みがありますね。

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